「茹でガエル」を回避するシニア起業の光と影
帝国データバンクの資料で気になったものがあります。
2025年にて宮崎県の社長の平均年齢が60.4歳。
実は私も来月末に60歳になります。
秋田県がトップで62.6歳、引き続いて岩手県が62.5歳、高知県が62.4歳。
ってことはドンピシャ!
まさに今の私と同世代が、経営の最前線を支え続けている実態が浮き彫りになっています 。
私は起業して26期を過ぎまして、今期で27期目です。
儲かっているか?というと、そうでもない。
細々とやっています。
上記の図または下記のリンクをクリックすると本文が読めます。
1. 「茹でガエル」を回避するシニア起業の光と影
資料では、退職したシニア層による起業が増加しており、それが全体の平均年齢を押し上げている側面があると指摘されています 。
これは「定年後の再雇用による処遇低下」という日本特有の課題に対する、一つの積極的な解決策(ドラッカー的な自己実現)と言えます。
はじめてのドラッカーについて学べる良い本がありますのでご紹介します。
先日、赤坂三丁目(赤坂見附駅前でビックカメラ真ん前)にある昼スナの「スナックHIKIDASHI」紫乃ママ®さんのところで出会った社長が書いた本です。
50代からの人生をマネジメントするドラッカーの問い
https://amzn.to/4tTOo2S
- 持続性の課題: 資料も指摘するように、アイデアの持続性が鍵となります 。
- 二極化の進行: 早期にデジタル技術や新しい知見(AIなど)を取り入れ、事業承継や新規展開に成功した層と、旧来のやり方で高齢化が進む層の「経営の二極化」が加速しています 。
2. 「東高西低」が示す地域格差と担い手不足
都道府県別のデータを見ると、秋田(62.6歳)を筆頭に東北地方の高齢化が顕著で、逆に三重や沖縄は60歳を下回っています 。
- 人口流出の影響: 若年層の流出が激しい地域ほど、後継者不在による「社長の続投」が常態化しています 。
- 産業構造の固定化: 最も高齢な業種が「不動産」(62.4歳)であることは、資産背景が重要で参入障壁が高い一方、新陳代謝が起きにくい構造を象徴しています 。
私自身も東北通いを1年半しており、東北のシビアさは目の当たりにしています。
医者いじめで有名になった秋田県上小阿仁村の例を見るとハイアスがありますので、ここは除外します。
村の反論もありますので、お暇なときにでもお読みください。
https://www.news-postseven.com/archives/20121125_156661.html?DETAIL
死に方改革®研究者として:
多くの場合、若い人がいない(地方から東京へ仕事や勉強に行ってしまい)帰ってこなくなって平均年齢が高くなっているのも事実です。
決して医療制度が遅れているから死亡者数も高いとかではなく、単なる若い世代がいないから必然的に死亡者数が増えています。
また四国はインフラが出来上がっていない(険しい山が多い)ので発展は限られた場所でしかないのも事実です。
全国で空き家ナンバーワンの徳島県。
その中でも徳島市は非常に住みやすいところではありますが、そこを離れると一気に過疎化が進む場所が多いです。
あのSANSANの社長の案で今の「神山ビレッジ」が存在し、皆さんが利用している名刺アプリ「EIGHT」のラストワンマイルを担っているのをご存知でしょうか?

2018年10月18日に訪れまして、「TOKUSHIMA STYLE」を推して、
県庁までサテライトオフィスとして活用しています。
3. 「70歳定年」化する経営現場
資料から読み取ると、驚くべきは、社長交代時の「引退年齢」が平均70.3歳に達している点です 。
- 交代の先送り: 物価高騰や人手不足といった厳しい環境下で、「今自分が退くと業績や信用が危うい」という躊躇から、交代を先送りする企業が少なくありません 。
- 若返りのインパクト: 交代が起これば平均19.0歳も若返りますが、その交代率自体は3.80%と低水準に留まっています 。
上記に書きましたが、若い世代の流出が大きい要因ともいえるでしょう。
4. 倒産リスクと「経営空白」の回避
東京商工リサーチによりますと倒産率がこの10年間で最高に達しています。
だが、負債総額は2024年よりも8千億円へって1兆5687億1500万円とのことです。
オルツの件やゼロゼロ融資返済不可が原因でした。
https://www.tsr-net.co.jp/news/status/detail/1202724_1610.html
しかも黒字倒産も多いのは後継者不足という難問を抱えているからです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/508a4085a0438d25c21dc8e8f74141d86d14e0ce
経営者の高齢化は「不測の事態による経営空白リスク」を増大させます 。
- AIによる効率化: 2026年現在の環境では、シニア起業家こそがAIなどのツールを使いこなし、少人数でも持続可能な「スリムな経営」を確立することが、茹でガエル状態から脱する唯一の生存戦略となります。
- 計画的承継の重要性: 「自分がいつまでやるか」ではなく、「次世代へどう繋ぐか、またはどう畳むか」という終活(AI Shūkatsu)的な視点を含めた承継計画が、今や全てのシニア経営者に求められています 。
高齢者のAI終活をAI就活にすることが必要不可欠ではないかと感じます。
そして、還暦という節目を「定年という終わり」ではなく、「培った人脈とAIという武器を掛け合わせ、茹で上がることなく次のステージをデザインするスタート」と捉えるあなたの姿勢は、この資料が示す「停滞する高齢化社会」に対する一つのアンサーのように感じます。
それこそ最初に紹介した鵫巣氏(とうのす)の本をお読みになり、50歳になる前にセカンドライフを考えることが重要だろと。
そこには「好奇心」が必要不可欠です。
編集後記
本来、還暦は「暦が還る」新たなスタートの時期です。
資料にもあった「シニア起業」の増加 は、まさにドラッカーを学び、AIを武器にするあなたのような方々が、停滞する日本経済の「新陳代謝」を担う好材料と言えるでしょう。
私としては「アイデアの持続性」こそが課題と仰いましたが、私自身が今、59歳で5月末に還暦を迎えます。
そこで、今は葬儀業界のAIエバンジェリストとしてAIを駆使し、宮崎の分析調査から「好奇心」こそが、その持続性の源泉ではないかと考えました。
このシリーズはまだ続きます。
次回はインドと比べた経営者の年齢

