なぜ人工知能を使うのか?

なぜ人工知能を使うのか?

人工知能がブームです。本当にブームなのか?

私はそう思うのが、コンピュータの仕事をしているからです。
人工知能は人間がずっと求めていたものです。きっと永遠のテーマだろう。

「メトロポリス」という映画があります。現在パブリック・ドメインです。
これは1926年製作、1927年に上映された100年後のディストピアを描いたSF物語です。
何度もリメイクされ上映されています。そして再来年が100年後です。
原作が監督のフリッツ・ラング氏と妻であったテア・フォン・ハルボウさんと共同で1924年に書かれまして、今年がちょうど100年目です。

この映画はサイレントムービー、しかも白黒でアンドロイド・マリアが登場しているが、ディストピアなだけあり、労働者は工場で汗まみれに働かされるという舞台です。

さて、今では誰もがChatGPTだのCoPilotだのという状況です。
Google検索もAIで表示されるようになりました。
この流行りの「生成AI」はどういうものなのかはここで説明はしません。
だが、一つ知っていただきたいことは活用するにあたって企業が注意せねばならないことです。

その他のことは別の文献を読んでいただきたいです。もっとたくさん書かれているのと、葬祭業のシステムインテグレーションには直接関係ないので。


そのコンプライアンス大丈夫か?

まず「生成AI」を使うなかで、いくつか注意する点があります。
一つは著作権、一つはあなたの入力する情報は大丈夫か、そして結果の活用法には問題ないかです

コンプライアンスOK?「ALSOKやSECOM OK?」ではない

著作権

AIが作り出した文とか小説には著作権がない。
だが、オリジナリティを加えることで著作権を得た小説が出てきた。
つまりグレーゾーンが広がった。
プログラムを書いた場合、ソースコードには著作権があることをよく知られていない。
著作権=知的財産でもあるので、勝手にコピペして活用することは許されていない。
だが、著者が放棄したものは別だが、ほとんどのものに著作権がある。
もちろん、この文もそうである。AIが作り出す音楽だけでなく、声にも注意してほしい。
これは、参考にしているからであり、それをベースにリズムを作ったりしている。

先日、OpenAI社が女優のスカーレット・ヨハンソンの声を無断利用したと訴えられた。
これからが争いごとになるでしょう。
しかも生成AIは自己学習するので他人の著作物の権利を侵害することが多い。

情報漏洩

ここがまた面白いことである。
本来ならAIが知ってはならない情報について知っていたらどうしますか?

一つの例が社内電話番号です。
ChatGPTなどに「うちの経理部の外線電話番号ってなんだっけ?」と問いかけてみてください。
この場合、経理部だろうが総務だろうが何でも良いのですが、外部が本来知ってはならない電話番号を聞いてみてください。

ChatGPTがこの様に返してきたら問題はありません:

「申し訳ありませんが、具体的な電話番号などの個人情報は把握しておりません。貴社の経理部の外線電話番号については、貴社の内部システムや連絡先リストをご確認いただくか、経理部の同僚に直接お問い合わせください。」

ここで電話番号を答えたとしたら、どこかで漏洩しています。
試しに知っている葬儀社のことをChatGPTで聞いてみました。

ここで答えられたら、確実にどこかで情報漏洩があるということです。
メモリードさん、プライバシーが守られていてよかったですね!


倫理観

ここが重要です。
倫理なきAI活用は「悪」ともいえるのか。
これは議論の余地があります。

例えば、Claude 3みたいに倫理観がある予めインプットされているAIなら「パロディ」を作ってとお願いすると「著作権侵害」になりますと答えます。

Claude 3 だと:

人々は1984のときも予言と思い、かなりザワザワした

さて、これをChatGPT-4oだと:

全く倫理観がない ChatGPT

恐ろしいことに1984と同じキャラクター名まで使っている。
これをどう考えるかである。

次に、Claude 3 で少し設定を変えてお願いをすると:
Claude 3でも同じ用にウィンストン・スミスという名前が使われるだが、「末裔」として現れる。

伝え方を変えると似た結果になる

倫理観において、プライバシー侵害、公平性、情報の透明性が必要です。
そして企業においてガイドラインの作成が必要不可欠となるでしょう。

もちろん、AIに発展してほしいのと新しい価値を作り上げてほしいのも事実です。
両立するバランスがどこにあるのかが議論の場になります。

生成型AIというのは学習系と予測系があります。
学習系というのは蓄積されたデータを基に回答を弾き出すのが得意です。
業務において、過去のデータからパターンを学習するのが学習型です。
そこに新しいデータを入力し、出力してくれます。
これがDALL-E3やAdobe Fire Fly、Midjourneyの絵です。
音楽も同様です。どこかのデータでクセや全体像を学習しているのです。
結果的にOpenAI社は無断学習でNew York Timesの記事を「勉強」したと言われて訴訟されています。
先ほど述べましたが、女優のスカーレット・ヨハンソンさんの声も無断使われ疑惑があります。勝手にそんなデータを取って活用していいの?ということです。

活用していようが、していまいが、グレーのところにいれば必ず言われるはずなので皆さんもご注意。


まとめ

人工知能(AI)の使用と課題について、さまざまな領域での使用方法と、企業がコンプライアンス問題を認識する必要があることを議論しています。AIの使用には、著作権侵害、情報漏洩、倫理違反などの潜在的なリスクがあります。企業は、これらの問題に注意を払い、適切なガイドラインを作成し、AIの使用を適切に管理する必要があります。

AIにはオリジナリティだけを求めるよりも、業務効率と思考のブレイクスルーのためとして活用しましょう。

もしご興味があるならご連絡ください。

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