USB Mix-Minus を利用したYouTube配信設定

ZoomとYouTubeでのライブ配信の秘訣

zoomを利用したライブ配信はいつも行っていますが、
今回はYouTube連動で久しぶりに複雑な生配信をしました。

今はYouTubeやInsta Liveの時代。
実際、弊社はMETA社関係はすべて退会したので
ライブ配信はzoomとYouTubeです。

ライブ配信で重要なことは、ネットに流れた自分の声が再配信されないことです。
スピーカーで出力していると、その音がまた戻ってしまいフィードバックループを発生します。

このフィードバックループを制御するのが「ミックスマイナス」という方法です。
日本では「マイナス・ワン」とも言われています。
これをどうやるかは、音声ミキサー次第です。

弊社の設定

OBS Studio → zoom → YouTube Live

以前もこの構造で配信しようとしましたが、あまりにもエコーと遅延が激しいので気が狂いそうになりました。

MIX MINUS

通常のアナログ・ミキサーを利用する場合、AUX端子(オグジラリーと発音します)を介して、
ミックスされた音をATEM MINIなどの映像スイッチャーに入れて、その映像をネットに流します。

あと、よくあるパターンは電話インタビューの人へ出す場合もこれを使います。
当社で利用している RodeCaster Pro(初代)やTASCAM MODEL12などのTRRS端子は、
すでにミックスマイナス設定だったりします。
そこににiPhoneなどを接続することで対応ができたりします。

だが、問題はYouTubeなどに流す場合、USBへも流れてしまうことです。


最近はアナログ・ミキサーのYamaha MG10XUを利用していました。
今まで、RodeCaster Proも利用していましたが、
最近、音割れを感じるようにして(今回も起こりました)、
初心に戻ってアナログ・ミキサーに戻りました。
あと、このミキサーのいいところは音質(高音、中音と低音)の設定があるからでした。

Yamaha MG10XUを利用したミックスマイナスの設定はこちらのYouTubeアカウント(英語ですが)が詳しく説明していますのでご参考にしてください。


USB 2INは必須

今回はYouTubeへの配信を行おうと。
つまり、YouTube Liveを行い、オープンセミナーを開催でした。
ここでYamaha MG10XUは2INのUSBチャンネルがあるので、本来ならいけるはず。
だが、zoomを介して、更にYouTubeライブで二重の遅延が生じて苦労しました。

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/mixers/mg_series_xu_model/specs.html#product-tabs

ここで登場したのが、今まで活用していた RodeCaster Pro です。
6年前に出てすぐにNYのB&H社へ発注し、輸入しました。
Rode社がなぜこれを日本で販売しなかったのかというと、技適を通すのに苦労したからです。
RodeCaster Pro IIは銀一さんのパワーで通すことができました。
Rode社に数年前の幕張メッセでお会いしたときに伺いました。

USB MIX MINUSの設定がある配信用のミキサーには色々とあります。
弊社では同じくヤマハAG-06(初代)があります。
これはスグレモノで、ループもできます(理由はTwitchなどの配信で自分の声と画面の中の音も配信)。
ただ、これがマックにつながっていたので外してまた取り付けねばならないことを躊躇しました。


同期ズレ・・・

最終的に、まずスピーカーから流れる音を切りましたというよりも、
RodeCaster Proが自動的に(設定次第ですが)、ループバックを避けるために
配信中は外部スピーカーへ音を流すのを止める設定のままで配信。

次に、OBS Studioですが、これを立ち上げます。
OBSの問題はやはり音声と映像の同期ズレがおきます。
今回の映像はかなりズレてしまいました。

マシンスペックの問題も無視はできませんが、実はOBS Studioで手動で音声を遅らせることができます。
音のほうが映像よりも用意に変換できるので、遅延を入れているのですが、今回は入れすぎていた感じがして、声と映像がきれいに合いませんでした。
実際、「カチンコ」と呼ばれるモノで音と映像をあわせていますが、私の場合は手を叩いてやっています。
今回はまさかzoomとYouTubeで二重の遅延がここまえ生じるとは想像外でした。

次に、音質問題・・・

ヘッドホンで聞いているときもでしたが、配信時でここまでひどいとはあとから認識しました。
実は最近RodeCaster ProからMG10XUに戻した理由がこの音割れの問題でした。
音割れとノイズを拾う問題があり、ケーブルを変えてもDCノイズが入るので耳障りで交換しました。
当初から、この問題はありました。
レベルメーターが60dBから40dBくらいでふらついているのが見えます。
このノイズがひどくて(これは明らかにインピーダンスの問題か、DCノイズを削除するノイズフィルターがイマイチ)なため、端子から雑音が発生しています。

ポッドキャストを作っていたとき、最終ミックスするときに、編集時でノイズ削除し、BGMとかを入れて配信すればあまり気にならないのですが、そういうのがない場合はウザく感じます。
RodeCasterにはノイズフィルターがあり、スレッショルドを上げたら音を消すことができます。
しかし、それは息詰まった声になるので弊社としては非常に好ましくないわけです。
そのために、音質(トーン)制御できるために普通のアナログ・ミキサーと入れ替えたわけです。

そして音割れ問題

先ほどのノイズと同様に音が割れる現象が発生していました。
そのために今までPodcastを作っていたときのハードを交換し、収録にはTASCAM DR-44WLを繋いで音だけ別に取っていました。

今回もそれを行いましたが、マイクから拾う音がすでに割れていたのに気づかなかったのです。
そこは盲点でした。
YouTube LIVEに流れていた音がボソボソ.(レッドゾーン超え)になっていたのです。
しかし、レベルメーターを見る限り、そんな状態ではなかったわけです。

あとからヘッドホン経由で更に落ち着いてその音を聞いていたらやはり割れていました。
レベルメーターを信用するのではなく(ビデオカメラの入力でも同じことが起きる)、
やはり自分の耳で確認しないとダメだと。

レベルを半分のところまで下げたら、音割れがなくなりました。
だが、その場合、出力レベルを上げる必要が出てきて、裏でマスターの音を上げるとサーという音がで余計に聞こえるのであまり好ましくないわけです。
そのノイズを減らすために先ほどのノイズフィルター(ノイズ・ゲート)があるわけです。

ちなみに、弊社の環境でRodeCaster Proでノイズゲート機能とコンプレッサーをオフにするのは最適値がみつからないからです。
Rode社からCompanion Softwareが出ており、これを使うことで細かい設定が可能となりますが、これでもイマイチなんです。

https://rode.com/en/interfaces-and-mixers/rodecaster-series/rodecaster-pro


そんなこともあり、またテスト

MG10XUに戻しました

とあるサイト情報でUSB 2INでボタンひとつでミックスマイナスになると。
ならないんだわ・・・

MG10XU
MONITOR OUTとSTEREO/MUTE

LINE 9/10 はUSBステレオと併用です。
そこで LINE/USB 切替スイッチがあります。
この組み合わせを押してもダメなのです。

やはりエコーが聞こえてくるのです。

モードとしては:

TO MON と MUTE(ON)にする
ステレオOUTにするとフィードバックループがかかるとのことですが・・・

やってみたのですが、イマイチ音が入り込む。
MUTEスイッチON/OFF両方でもダメですね。
ドライバーの問題かなと思ったのですが、2.1.6の最新でした。
このドライバーはWindows用で、ドライバーがないと動作しません。
AG-06でも同じドライバーを活用します。

音割れ問題は解決しています!


ってことでエコーキャンセラーのシステムが必要となってくるのではと。
そういう意味では、ヤマハのユニファイド・スピーカー YVC-331 を持っているのでこれを試すしかないのかも。

YVC-331も試す価値はある

弊社のVLOGで紹介したYVC-331(Bluetooth無しのバージョン)があるのを今、思い出しました。
これはノイズキャンセリング機能があり、自分の声がフィードバックされない仕組みになっています。
普通、大きな会議室やコンサートで利用することはできません。
大会場の会議室やコンサートとかでは、このようなフィードバックループを除去するエコーキャンセリングシステムがあります。
例として、同じくヤマハのMRX7-DやDME24Nなどに取り付けるインターフェースMY4-AECなどがあります。
こういうシステムですと、デジタルミキサーなので、テレビ局、コンサートホール、超大型ハイブリッド会議などに納入されています。

弊社がもつ、このYVC-331はオフィス用の会議室で2~3名、多くて4~5名程度の部屋での会議で利用します。
ケータイ電話でBluetooth接続のスピーカーフォンにして相手の声がやまびことして戻ってきたのを聞いたことがあるかと思います。
これを除去する装置です。これをUSBでやりたいわけです。


RodeCaster 復活テスト

凹みながら、再度 RodeCaster Pro に戻しました。

うぅん、ダメなんですよ。
ミックスマイナスでも音がYouTubeに漏れるのと、
ヘッドホンをしていて音漏れしているのがわかります。
微妙に厄介なシステム

何度も入れ替えたりしています。


Yamaha AG-06を試すか

実はこれは前述、マックに接続されていると書きました。
これも試すしかないなと。

ってことで試してみました。

AG-06は DRY、INPUT-MIX、LOOPBACKがあります。
このDRYはエフェクターの前の音を出します。
つまりコンプレッサーとかエフェクターがかかっていない状況です。
つぎに、この「INPUT-MIX」がミックスマイナスモードです。

まだYVC-331で試していないので最終結論には至っていませんが、
今のところ、一番音程しているかと思いました。

実際、MG10XUは2017年8月28日にサウンドハウスから購入していて、
今年で8年間利用しています。
なんかこき使っていますね。

そして、RodeCaster Proは2019年6月に発注していて、7月に届きました。
ちょうどコロナで大騒ぎになりかけた時期ですね。


最後に、OBS→zoom→YouTubeで注意事項

OBSは直接zoomに配信しているので、zoomでYouTubeに接続することをオススメいたします。
OBSでもYouTubeに接続すると、ファイルが2つ作られてしまいます。
YouTube版とzoom版がYouTubeにできてしまい、視聴者が混乱します。
どちらか、片方だけにしてください。

ちなみに zoom 経由ですと右下に「Zzoom」の透かしが入ります。
あまりかっこよくないので、zoom 経由はオススメしません。

残りは・・・

YVC-331を試す