沖縄県知事玉城デニー氏記者会見
2018年11月9日に移転した日本外国特派員協会にて玉城デニー氏の記者会見がありました。
全文はFCCJのライブストリーム映像の保存版をご覧になればよいかと思います。
ここでは1時間以上でしたので、それを流すことはあえてしませんのでご愛嬌ください。
さて、何が重要だったかと・・・
沖縄の状況を改めて認識させてくれる記者会見でした。
そして、名護市長選でも日ハムのキャンプ場のフェイクニュースのおかげで現市長はと対立派による空中戦があり、そして情報を確認しないまま大勢が流された。
改めて、ニュースとメディアと民意というのが噛み合わないということと、今、沖縄で何が必要なのかと。
さて、私は記者会見のあとに知事にご挨拶いたしました。
沖縄で起きている普天間基地の課題が辻堂の再開発にほぼ似てたからでした。
あれはすでに過去なのと私の手から離れたので、どうでも良いことになりましたが。
さて、私は「死に方改革」を進めている人間です。
厚生労働省によると平成27年度の平均寿命(あくまでも平均です)
1位 男性が滋賀 81.78歳、女性が長野 87.67 (87.675) 歳です。
沖縄の男性は36位 の80.27歳、女性が6位の87.44歳です。
今まで沖縄は長寿のイメージがあったが、そうでもないらしい。
しかし、よ〜く数字を見て見れば1位の滋賀県の81.78と36位の沖縄の80.27は1.51歳。
つまり18ヶ月です。
80歳で1.5歳のパーセンテージで言えば1.25%であり、誤差とも言えます。
そして長寿年齢を踏まえた都道府県ランキングとして敢えて見ないのは、その人物がどこで育って、暮らしたか100年以上のうち変わるからである。
生まれはどこか、育ちはどこか、そしてその家系はどうなのかにもより、時代を生き抜いた人の苦労なども起因するので一概には語ることができないから。
さて、世界ランキングとして考えると:
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/dl/life17-14.pdf
日本は男性第3位、女性2位まで落ちてます。
次に健康寿命と幸福度。
「死に方改革」としては健康寿命を長くすることと幸福度を上げることである。
まず、WHOによる健康寿命の定義とは:
平たく言うと病気を持っても自立した生き方ができることである。
ここで大切なのは健康寿命の延伸により平均寿命との差を縮めることである。
厚生労働省いわく、日常生活に制限のない期間を指す「健康寿命」と、平均寿命との差は男性で約9年、女性で約12年。
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/2018/03_01.html
厚生労働省提供の2013年のデータからのグラフを参照:
この差を縮めるのが「死に方改革」の定義の一つでもある。
知事いわく沖縄は日本一子供の貧困率が多い県でもある。
確かに失業率は10年前の約7〜8%から半分の3.6%まで落ちた。
しかし、未だに若い人の離職率が多い、仕事を求めて他県へ移住する人も多い。
ちなみに知事いわく、1945年の時の米軍依存率は50%、1972年の返還時は15%、そして2016年では4%余りである。
従って、米軍相手のビジネスに依存しているわけではない。
そこで、中国との驚異もあるなか、過去400年も中国と文化交流もしてきている中、沖縄を東南アジアと中国とのハブにしたい気持ちがある。
さて、その「死に方改革」で幸福度もある。
今年も三年連続で福井県が一位を納めた。
福井県という場所はどういうところか、自分の目で確かめに行った。
雪はある、原発はある、恐竜もいる(いた)、JRはやっと一部でSUICA/ICOCA/TOICAが使えるようになった。
更に高速道路はある、舟場もある、メガネの鯖江もある。
そしてブラタモリが訪れていないのが福井県と徳島県であり、両方行ってみた。
https://www.nhk.or.jp/buratamori/map/
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幸福度とはなにか、そしてどうやって死を迎えるか。
多くの人が忘れているのは生きることだけしか見ていない。
しかし「死生観」であり生きていることは表裏一体でいずれ死ぬことであり、幸福に死を迎えられるか考える必要がある。
やはり「健康」と「生活」をきちんと取り入れることが大切である。
これが沖縄ではどう保たれているのかが外部からは全く見えない。
まして、今はプロ市民が騒ぎを起こしているのも見えるし、巷で環境破壊をしているのは辺野古基地工事をしている国だけではなく、プロ市民もネット上で目立つ。
たぶん、プロ市民相手と戦っている人たちも同様だと思う。すべての実態が見えないのも沖縄なのは遠く離れているからだ。
私自身も約35年も沖縄へ訪れていないので見えないことがたくさんある。
一度、長寿の人たちに生活を伺ってみたい。