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PDCAを高速に回す前に

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PDCAを高速に回すのは全く悪いことではない。
組織が動き出したら、市場への対応をより早くせねばならない。
とくに刻々と変化する今の時代。

しかし、一番大切なのは、最初の「P」のプラン。
この前にきちんと「O」のObserveの観察があるかどうか。
そして、そのOがきちんとPにつながっているか。
そしてDCAサイクルが回るように出来ているか。
組織が固まっていないか。

これはすべて「O」によって決まる。

http://studyhacker.net/columns/softbankson-pdca

ここでソフトバンクの孫さんのことが書かれているが、これはタフガイ(タフレディ)しか出来ないだろう。
要するにリゲインを飲んでいれば24時間働けます!(昭和だわ)。
冗談は抜きにして、人間と言うのは簡単に壊れる。
そして壊れたら修復に時間が必要。
壊れる前のメンテがとっても大切である、

PDCAで大切なのは、地域によってPDCAの動きが変わる。
つまり、所変われば品変わると言うことだ。
あるプランAが上手く行っているからと言っても、同じプランAが違う拠点で上手くいくかとは限らない。
これを念頭に置くことが大切である。
企画をする段階で、地域ごとの差(経済、物流、人口、思想、風習)があることを観察して決める必要がある。
これをせずに、最初から全社同じPDCAで回そうと言うのはナンセンスである。
自分へのPDCAなら問題ないが、違う土俵の人たちに同じPDCAを用いることはしてはならない。
そもそも動く速度が違うからである。

きちんと「OBSERVE」して欲しいが、あまり観察に時間を掛けてもならない。
観察し、目標と市場動向をきちんと把握することだけでスタートし、PDCAを回すことを忘れずに。

つまりマーケットイン思考を広げる必要がある。
しかし、コア技術であるプロダクトアウトを否定しているのではない。
そのためにチェック機構があり、軌道修正を行う。
クドいようだが、人々が何を望んでいるか観察の「O」が必要である。

まずは客を知れ!

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