葬祭系のトラベルライター

∑(゚Д゚)エ!? と思われるでしょう。
こんなジャンルがあるんですか?

いや、ありません。
実は「納棺師」なんて言うのもありません。
勝手に作ったものがブレイクしました。

10年前に存在しなかった仕事が今ではあります。
私がインターネットに触れたのは1985年です。
そもそも、当時はインターネットなんて言ってませんでした。
1992年くらいになってから「インターネット」なんて言葉が世間を騒がせて来ました。
確かに就職した会社での情報システム部が会社のドメインをすでに取得してました。
そして一部の人たちだけネットのアクセスがありました。
その後に、色々と仕事が生まれてきました。

これと同様にこの前、5年後にないお仕事の話をYouTubeで流しました。

それの逆で今後、生まれるであろうと言うお仕事は?

まぁ、確かに「葬祭系トラベルライター」はあり得ないかと思うけど。

私が所属している日本外国特派員協会の会員さんでトラベルライターをなさっているお方もおります。
この方は元大手新聞記者さんだからこそ、退職後に旅をしながら記事を書かれていらっしゃるとのことです。

まず、トラベルライターと言うお仕事はどんなモノか?
一つは「旅人」であり、一つは「作家」であり、一つは「写真家」でもあり、もう一つは「ビジネスマン」である必要があります。
何故ビジネスマン?って思われる方が多いでしょうが、これは仕事として請け負う場合、自分の経費と収入をきちんと考えて旅をしながら、良い写真を撮影し、納期までに記事を書く必要があり、自己管理能力がとっても必要な作業であるからです。写真や動画はSNSを使って宣伝することが可能です。そしてスポンサーが必要となります。やはりビジネスマン(ウーマン)ですよね。

写真が上手く撮れなかったからもう一度あの場へ行って撮影しよう・・・ナンて甘っちょろいことは言えない。
写真と言うのはタイミングのみです。ビデオでナンとかなる?いやいや、ちょっと違うかな。
写真と動画で人は別れますが、作業は同じかと思いますが、動画の場合は撮影後の編集も必要になります。

では「葬祭系」って言うのは何か?
単なるお墓巡りをすれば良いのではない。
お墓を紹介するビジネスを展開する人なら良いが、お墓を管理しているのは大抵の場合、石材店なんです。
そことタイアップするしかないが、石材店は葬儀社と直接タイアップした方がビジネスとして確実です。
それ以外は管理するお墓の撮影を頼むだけ。それも大きなビジネスではない。
そもそも、旅人ではない人に頼んだほうがずっと安心。

しかし、一人ではなく大勢の人たちが組織またはネットワークを組んで地元の霊園や葬儀施設を紹介する仕事があったらどうか?

バブルのころ、多くが地方にお墓を建てました。
当時は休暇になって家族でお墓参りを兼ねて旅行へ行くことを想像した人が大勢いたかと思います。
バブルが弾けて、給料も下がり、下手したらリストラ、仕事も消えて、路頭に迷う人たちお出てきました。
今、この手の霊園の一部は草ぼうぼうで手付かずの状態なところもあります。
霊園の管理が出来ずにとは言っても、実は霊園は簡単には潰れません。
まず、霊園を持つには宗教団体であるか、自治体であるかなどの条件が必要となります。
昨今ペット霊園が閉鎖された話を耳にします。
ペットの場合は人と違うので法律上保護されないのでご注意して頂きたい。

そう言うところを撮影しに回る・・・いやいや、そうではなく、本当に旅人になるんですよ。

つまり、世界の葬儀を撮影し研究する仕事です。
今ではたぶん、それは大学の研究室の仕事でしょうが、民間が調査する仕事もあってもおかしくないわけですよ。
そもそも、葬祭ジャーナリストと言う分野も30年前にはありませんでした。
この先駆者が私の古い友人で葬送文化研究会の時代から日本葬送文化学会を立ち上げてきた、現在名誉会員でいらっしゃる山床さんでもあります。今では葬儀や葬送儀礼を民間で研究している会社は多くあります。

葬儀の撮影と言う仕事は昔からあります。
これは記録撮影であって、どのような会葬者が訪れたか後日遺族の方々が確認するために撮ることから始めました。
実はその先駆者が私の実家です。
当時はあの重たいビデオ(マックロード!)を担いでVHSで撮影。
火葬場へテレビと一緒に持っていき、待ち時間の間に遺族に見せたのがきっかけでした。
その後、30分写真現像が出来て、ビデオではなく、プリントした写真をアルバムに入れて持っていったりしてました。
今では当然のように撮影が行われていますが30年以上前はそのような仕事はありませんでした。

そして、今ではアーバンフューネスさんが横展開しているクラウドビジネス。
これすら数年前にはありませんでした。
各社が各々の判りづらい独自システムを用いて暗号のような葬儀用語を使って同じ商品をお客様から二重三重に請求していた業者もいる中、消えていきました。

東京の寺院の住職いわく、お墓は消えるよと言うご意見も伺いました。
お墓よりも先に、私は仏壇が都会から消えるのではと。

さて、今後5年後に出来そうな葬儀社の仕事ってどんなことがあるでしょうかね?
私は個人ビジネスとして葬儀社にビジネス(情報)を提供する人たちが増えてくるのではと感じてます。