中京テレビ放送がネット配信番組を

今日、日本外国特派員協会にて中京テレビが記者会見を行った。
そこのクリエイターの一人として今回記者会見を仕掛けたのが昨年度の会長の Suvendrini Kakuchi さん(写真中央の女性で、我々は通称Driniさんと呼んでます)。

2016-09-05 13.04.49

今回、既にネット動画配信アプリやサイトが乱立するなか、何故こんな無謀なことを?と思われる方が多いと思う。そして、更に、これから新たに中京テレビさんのためだけのアプリをダウンロードするか?

まず、この仕組み(野望)を伝えよう。
中京テレビは東海地方のローカル局で、それがキー局へ地方コンテンツを提供している。
そのメインの現場が岐阜県、三重県、愛知県である。そして中心が愛知県名古屋市である。
そんな田舎のテレビ局が何を血迷って世界を相手にするのか。

そこで、このサービス(役務)を説明します。
記者会見での配布資料はこちら: http://bit.ly/2c1ug8A (Dropbox連携)

名前は「Chuun」(チューン)でスローガンが「手のひら改革」!!!
もうこの時点で鷹の爪団と戦うような野望がメラメラ。(f・Д・)f タ~カ~ノ~ツ~メ~

ここには大きくオリジナリティを出す2つの仕組みがあり、名前が中途半端な3.9chと4.1chがある(笑)
その他、地上波放送の再放送の配信とスポーツとニュース専門チャンネルの合計4つ構成で成り立つ。

3.9チャンネルがChuunでしか見られないクリエイターのオリジナル番組。
4.1チャンネルが中京テレビが制作した番組の再放送。
東海エリアのニュース・スポーツ。
その他、地上波の配信。

本日記者会見を行ったのが写真の両端はFCCJの人たちなので省きますが、右の外人の横からコンテンツ統括プロデューサの青木繁治氏、その隣りが文学界からの小説家の石田依良氏、中央の女性が前述のSuvendrini Kakuchi氏(外人ジャーナリスト)、そしてお笑い界からの放送作家である倉本美津留氏です。

4人のそれぞれの意見が出ており、まだ、どんな番組になるかわかっていないのと、地方創生を意識して作っていくと。

やはり、版権フリーにしていきたい意識もあり、若者を大勢取り込みたい。
東海地方を中心に日本とアジアをもっと近づけたい、これからは若い人たちが自分のメディアを通じて発信する時代であるのでマスメディアではなくマイ・メディアでもなく、「人メディア」的な要素でChuunを育てていきたいと。
ここ(Chuun)でしか見れないクリエイターたちを通じて面白い番組を作っていきたい。だからこれをやる意味があると。
2020年のオリンピックのことはまだ考えていない。英語配信?今でも不明なのに、そんな先のことはどうバケているかわからないので長期戦略は走りながら考えたいと。

アップロードした時点で、ニコニコ動画やYouTubeにも無断転送は想定している。
しかし、最初にChuunのアプリをダウンロードして欲しい。
そこから拡散されるのは仕方ないと思うっている。
そして、今後はもっとクリエイターさんたちも増やしていきたく、番組を見守って欲しい。

いちローカルのテレビ局がやることは厳しい試みだが、星の数ある番組の中で、なぜかと?
プロデューサの青木氏は、中京テレビのDNAにあるのだろうと。
変わった風土があるのが中京テレビなのだろう!
そして取り敢えず、今日の記者会見に上司に「かまして来い」(Kick Ass!)と言うメールが来たくらいだそうだ。

Chuunは安定を求めるのではなく、やってみせる!
Chuunでしか見れないクリエイターたちを応援して欲しい。
そしてこれが低迷しているテレビの視聴率アップにも繋がるだろうと言う野望がある。
無料配信がため、アプリで広告が入る仕組みにするのか、スポンサーを呼び寄せるのか、その両方になるだろうと。
しかし何をやるかはわからないけど(笑)

NTTドコモのNOTTVがユーザ獲得できず失速し、Hulu、Netflix、YouTube、ニコニコ動画と戦うことになるだろう。Good Luckとしか言いようがない。メゲていたら何もできない時代であることは確かでやったもん勝ちである。